「被災地の友から来る賀状見る」
元福島テレビ勤務の友人から来た賀状です。主宰の先生は「賀状を見るだけで安心する作者の気持ちが読み取れる」との講評を頂きました。
「冬耕やトラクターの音そこかしこ」
トラクターは大きな音がするが、ここは音であちこちの田や畑で耕しているのを耳で聞いたという表現だろう、そこが佳いとの講評です。
「園児らの黄色ひ加勢餅を搗く(つく)」
当初は「黄色の声背に・・」としていました。主宰は声までいうと具体的になり面白くない。加勢という表現で園児らの応援で餅を搗く爺さんの姿が分かるとの批評です。
平成24年1月 行本章允(OHK−OB)
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