全国実態調査報告
 痴呆性老人を抱える家族全国実態調査報告(2000・3 健康保険連合会)から
〜「呆け老人をかかえる家族の会」会員母集団に1923サンプル、1999・10月調査〜
                        
○呆けに気づいた経過年  ・5年以内…42.6%   ・5年以上…54.2%

○呆けについての事前知識のストック
・非常にあった(2.0%)+或る程度あった(23.3%)………25.3%
・あまりなかった(37.4%)+全くなかった(36.0%)……73.4%

○呆けの人の介護場所
・自宅 64.0%  
・一般病院 2.7% ・老人病院 5.0% ・精神病院 4.7% 
・特別養護老人ホーム 12.0%  ・老人保健施設 8.9%
・その他、非回答 2.6%

○主たる介護者が介護に当たる一日平均介護時間
・5時間未満 18.3% ・半日くらい 14.9% ・殆ど一日中 49.5%

○夜間に起こされる回数    
・1回も起きない17.7%
・1回 17.3% ・2回 17.8% ・3回 12.6% ・4回以上 9.6%

○介護者の現在の体調  
・睡眠不足42.4% ・腰背部痛 35.8% ・体がだるい 38.8%
・肩こり 33.3% ・手足関節の痛み 26.7% ・頭痛めまい 36.2%

○介護者が現在病気にかかっている人 42.1%・病気はない 52.3% ・無回答 5.6%

○介護者の悩み
・気が休まらない 70.1% ・自分の時間が持てない 58.9%
・外出できない 43.0% ・目が話せない 41.8% ・家事に思うように
 手が回らない 30.2% ・同じ事を何度も聞かされる 27.8%
・火の不始末や、徘徊等問題行動 23.3% ・援助者がいない 28.8%
・親族や家庭内がうまくいかない26.1% ・経済的負担が大きい 22.6% 

○施設に入れたいと思った理由
・介護に疲れた 47.7% ・精神症状の対応に苦しんだ 41.1%
・介護者が高齢 26.1% ・今の住宅機能では介護不能 15.6%
・勤めを持っている14.8% ・他にも介護が必要な家族がいる 9.9%

○介護者自身がぼけた時の介護場所(希望)
・自宅 18.0% 
・老人ホームなどの施設 60.5% ・グループホーム、宅老所 8.1%
・病院、診療所 7.5% ・その他、無回答 5.8%

                                          以上

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