山歩き・歩こう会合同
平成17年度<鬼の城>例会
大池(岡山市草ケ部)をバックに集合写真   2005/10/19
平成17年秋の歩こう会は、吉備の三大巨墳の一つ、国指定史跡の「両宮山古墳」を中心に史跡めぐりと蕎麦打ち体験という組み合わせで実施した。
10月19日(水)、文句ない秋晴れ。メディアコム駐車場から車6台に分乗した一行は、目的地の両宮古墳(赤磐市穂崎)へ。今回は、現地集合組、それに蕎麦打ちのためご自宅を開放していただいた中西さんご夫妻、蕎麦打ちのアシスタントを務めてくださった渡辺さんご夫妻、同じく三木さん、安田さんを含め総勢28名が参加するという久々の豪華版となった。
古墳めぐりの一行23名は、両宮山古墳の近くで発掘調査が行われている備前国分寺跡の見学からスタート。現地調査員の一人、赤磐市教委の有賀さんから説明を受ける。
備前国分寺は、備中、美作などと共に国分寺制度の一環として天平年間(750年頃)建立されたと推定される史跡で、昭和49年に初めて行われた発掘調査に続いて、平成15、16、17年度にかけて本格的な寺域調査、金堂、講堂、南・中門、七重の塔などの規模確認調査が行われている。現場からは、金堂の柱の礎石と思われる巨石や瓦などが発掘され、寺域や建物群のスケールの大きさが推定できる。
      
有賀さんのガイドの一部です

動画   (1分3秒)

   (ブロードバンド対応)
 両宮山古墳は、5世紀後半に築造された巨大古墳で、水をたたえる周濠を持つ前方後円墳。上空写真で見ると、鍵型の前方後円墳の姿が一目瞭然だ。「この三年間の古墳範囲発掘調査で、二重目の周濠の発見と墳丘の全長が206メートルに及ぶことが分かった」(山陽新聞2005年9月28日)。
 この日は、その陪塚(ばいちょう)とされる和田茶臼山古墳を見て、さらに両宮山古墳そのものを、周濠の堤防を歩いて確認した。
さあ、次はこの日最大のテーマ「蕎麦打ち体験現場」へ直行だ。   クリック