<春の歩こう会〜真鍋島を歩く〜>

一同勢揃い      
◎日  時:平成20年3月24日(月)
◎行き先  笠岡諸島「真鍋島」
◎参加者(申し込み順) 富岡、間野、谷本、井垣、広瀬、菅田、田淵、妹尾、石見(邦恵)
          芦原、榎本、豊田、大野、高谷、川上、木村(英)、松田   (以上17名)
<報告記>
 毎回歩こう会を実施するとき、一番気になるのは当日の天候。
今回も週間予報は「曇りのち晴れ」ながら、前夜から当日の午前3時ごろまで、かなり強い雨。
「小雨決行」とは言ったものの、80%くらいは「ダメだな」と、正直眠れぬ夜を過ごした。
明けると一転、東の空は朝焼けが広がり、やがて真っ赤なお日様が昇ってくる。
私を除く参加16名の、にこやかな顔、顔が浮かんでくる。正に皆様の、日ごろの行いの賜物だ。

倉敷3名、笠岡1名の合流組を除く13名が、JR岡山駅山陽線下りホームに集結。妹尾さんから第一声。「松ちゃん、今朝起きて万歳三唱したのでは」「勿論です!」
定刻の9:57岡山駅発「快速サンライナー」の乗客に。
笠岡港からは、三洋汽船の「快速艇」(10:50発)で一路真鍋島へ。(途中の白石、北木島に寄港するも降りる人は数人を数えるのみ)
11:34真鍋島到着。早速桟橋で、同じ船で降りた人を追いかけて連れ戻し、集合写真のシャーッターを切ってもらう。お安いご用と、ニコニコと応じてくださった。
三洋汽船の「快速艇」 海辺を歩く
花の広場 ふれあいパーク
 さあ、ここから「歩こう会!」。桟橋で島の人に道順を聞き、観光用のパンフの略図を頼りに、先ずは小高い丘の上にある「ふれあいパーク」を目指した。中には「後期高齢者」の方もいらっしゃる。
ゆっくり、ゆっくり上る。上ると、丘の突先に展望台。「天神鼻展望台」の名前が書かれている。暫く、瀬戸内の多島美を一望した後、さらに丘の頂上を目指す。
上りきると、「花の広場」。フィールドアスレチックの施設を備えた公園面積は約2000u。
花壇には季節の花が満開。
風が吹くと少々肌寒いが、時間もお昼を廻ったところだし、それぞれ持参した弁当を広げることに。
余談ながら弁当といえば、笠岡諸島名物の「しまべん」を予約するつもりで2日前の朝電話を入れたところ、何と!「月曜日はすでに予約満杯です」。
「冗談でしょう」とは言ったものの、「しまべん」は不意に。
くどいと叱られそうだが、何回か参加申し込み者あてに、「しまべんダメ。各自弁当持参を」と必死のメール。
花畑にて
花のアップ マドンナを囲んでハイ!ポーズ
島を歩く 夏みかん実る
 弁当タイムを楽しんだ後、丘を降り、道々出会う人(滅多に人に出会わなかったが)に聞きながら、予定コースの円福寺、映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地となった島の小・中学校を訪問した。

さてその後。弁当タイムの後は「コーヒータイム」と決まっている。何しろしがないサラリマン生活に身をやつした方々ばかりだから。
堂々「JA喫茶・営業中」の看板に魅せられて桟橋近くのJAの建物に入る。「一行17名」と申し上げたら、「私ひとりなので、とても17名の方のご注文には応じ切れません」と門前払い!「それはないよ」それならと、島にもう一軒あるという「軽食喫茶」へ。尋ね尋ねて三千里。山の上にあるのに、喫茶の名前が「渚」とはこれ如何に。
しかもなおサプライズが。17名がハア、ハアと息を切らせてたどり着いたその「渚」には、コーヒーカップが全部で6個しかなかったのだ。
しかも店内は、11人が押し合いへしあいで満員。6人あぶれて店の外の畑の畦道に。
それでも参加者は皆いい人ばかり。
誰も面白がりこそすれ、不平不満は一切聞かれず、黙って6個のカップを飲んでは洗い、さらに外の立ちん坊の人から順に運んで、長い時間をかけて「苦いコーヒー」を口にしたのでした。
(この貴重な写真は誰も記録していない)
真鍋小・中学校 海上タクシー
「島歩き」の様子を詠んだ俳句と川柳
 この「渚」に立ち寄っていいことが一つありました。マスターのおじさんがのたまうたのです。
「17名揃えば海上タクシーのほうが速くて安上がりだ」と。
早速携帯で海上タクシーに電話。OKというよりも、先方も暇をもてあましていたところ。正に「渡りに船」とはこのことですネ。「待ってました」と、一行が港に着いた頃を見計らって桟橋に横着けしてくれました。
海上タクシーは正解でした。笠岡港までフルスピードで一直線。
おかげで笠岡駅からの電車も、予定より1時間ばかり早い便に乗ることができました。

一行の皆様、お疲れ様でした。
                          (写真・文責・松田通男)    2008/3