「讃岐の雑煮を食べる会」

 「者好き」とは、大辞林に「変わったことを好むこと。好奇心が強く、普通と違ったことを好むこと。また、その人や、そのさま。」とある。
「者好き」10人衆は午前11時前に高松駅に集合した。この日の天気予報は午前中雨、見事に予報ははずれ薄日がさしてきた。
駅から兵庫町、丸亀町、南新町、田町の各商店街を約4,000歩歩き、目的地「まいまい亭」に開店時間11時半に着いた。
久しぶりに歩いた日本一と言われるアーケード街は、明るく、楽しく、美しく生まれ変わっていた。特に三越近くの丸亀町ドームは圧巻で、全国から見学者が絶えないとか。平日にも拘わらず人どおりは少なくない。「ここと比べると岡山はネエ・・・」と誰かがつぶやいた。
さて「まいまい亭」だが、ご主人の松岡柳士さんは15歳で料理の道を志し、生間流包丁の正式作法を修め郷土の時代料理を再現している。テレビ、雑誌の取材がひっきりなしの知る人ぞ知る名店だった。
しっとりとした老舗らしい佇まいの店の奥に席が用意されていた。
女将さんの明るい声が場の空気を和らげる。料理の説明、イサムノグチ、池田万寿夫ほか歌舞伎役者、歌手、大物タレントなど常連の名前が次々と出てくる。
額に入った書や絵画の解説も事欠かない。
餡餅入りの雑煮を食べてお終いかと思いきや、ランチのコース料理が用意されており皿が四つ五つあっただろうか。
その中で店一番の名物が「あまごのひらら煮」と言う。大きな鍋に魚を敷き詰め三日三晩とろ火でゆっくりと炊き上げたもので、箸を入れるとパラパラと身がくずれ骨ごと舌に乗せると何とも言えない美味さが広がる。
メインのお雑煮は、上品な白みそ仕立てに焼いた餡餅が一つ収まり薄切りの大根などが味を引き立てる。先入観の甘さなど微塵もなくのど越し良く収まってゆく。最後の〆はせいろあなごめし。これがたまらないほどの美味さである。
女将さんが勧める地元川鶴酒造に特注した純米酒「お四国へんろ舞い」がとまらない飲み心地で、いまどきうれしい大びんのビール瓶とお猪口が乱舞した。完食。
夢心地で記念写真に収まり、女将さんに別れを告げた。
「晩飯は抜きだ」「また来たいね」の声が弾んでいた。
幹事さんありがとう!!

       足腰は弱くなっても胃は丈夫        花二輪讃岐路の春遠からじ

参加者は 芦原 井上 榎本 景山 菅田 谷本 辻川 松田 豊田 立花の10名です

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店のパンフには日替わりコース料理  ランチ   \1,500〜2,500   
                        ディナー \4,000、5,000、6,000〜

        まいまい亭  HPリンク  ⇒                    以上

                     文責 菅田一郎(RSK−OB)                
直線上に配置
 2014/1 MinkOkayama−HP
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