世界自然遺産の屋久島に行ってきました。8階建ての客船ふじ丸で広島の宇品を出港したのが八月二十九日の朝、総勢百六十名のうち私達の仲間はテニスメンバーの爺々婆々ばかりの十六名。出港の銅鑼を合図に五色のテープを秋天に投げ上げるとどこか遠くに旅する気分になるから不思議、そしてまずはシャンペンで乾杯。その後は各自船室に落ち着き持ちこんだ酒に喉を潤す人、プールで水遊びする人、卓球で汗を流す人とそれぞれの時間を楽しみました。 夜はデッキで星空の観測、ダンス教室、俳句大会それに映画鑑賞と寝る間を惜しんで遊び呆けました。 屋久島の宮之浦についたのが三十日の朝八時過ぎ、トレッキングを楽しむグループとタクシーで横着するグループにわかれ早速島内に。 私達トレッキング班は白谷雲水峡を一回りといってもざっと五時間のコースに挑戦、日頃テニスで鍛えた足腰に物を言わせ全員無事に踏破。月に三十五日雨が降ると言われる屋久島、私達の行いがよほど良いのか雨雲は出ても雨に遭わずラッキーでした。このあと車で千尋の滝へ足を伸ばしなんとか出港の五時前にふじ丸に戻ることが出来ました。頭の中では、縄文杉、愛子岳、ヤクスギランドそれに平内海中温泉等々行きたいところはいっぱいあるものの淡路島につぐ大きさの島だけに一日では行くところは限られてしまいます。しかも1000bを越える険しい山々が我々を拒んでいるようにみえました。 帰りも往きと同じように船内でいろいろなイベントがあり満足して三十一日の朝宇品に戻りました。特筆すべきは船での食事の美味さ。ウエルカムデイナーを中心にいずれも心のこもった料理で体重計を気にしながらセーブして口に運びましたが帰ってからの減量に苦しんだことは言うに及びません。 ・ 酔ひ心地つのる8月の船の旅 ・ 屋久鹿の出迎えを受けトレッキング |
8階建ての客船ふじ丸 | 二代大杉(白谷雲水峡) |
自然樹林の前で | 千尋の滝をバックに |
船から見た夕日 |