山歩き・歩こう会合同例会           

 平成14年度 例会 報告

平成14年10月30日(水)
岡山県英田郡西粟倉村・若杉原生林(天然林)
参加者 芦原、大野、妹尾、竹原、沖見、田渕、榎本、亀山、竹内、中山、木村(英)、
星島、景山(薫)、吉岡(山歩き会・幹事)、松田(歩こう会・幹事)(以上RSK・OB)
赤井(OHK・OB) 以上16名
 
 当日の雨天を心配して、予備日まで設けて企画した初の「山歩きの会・歩こう会」合同イベント<若杉原生林行>は、朝から快晴に恵まれ、7:45に全員メディアコム駐車場に集合。
4台の車に分乗して8:00に出発。途中、美作町の弁当ショップで、思い思いに昼食用の弁当を仕入れ、目的地の西粟倉村・若杉原生林駐車場に到着。快晴の県南と打って変わって現地は霧雨。気温も低い。用意したレインウェアを着込み、雨傘を手にする者ありで、10:40 山頂目指して出発。
 吉野川の源流である渓流に沿って、緩やかな山道を登る。道は、旧因幡街道と言われる大小の自然石を敷いた江戸時代からの古道。因幡の殿様の参勤交代や、当時の庶民が往き来した時代を偲びながら歩く。周りは、いつの間にかブナやミズナラの鬱蒼とした天然林。紅葉には少し早いが、黄葉は始まっている。
 若杉峠の少し上にある頂上の展望台(鳥取県)で休憩。早速弁当。好天なら、周囲の山々の眺望が望めるところだが、生憎の雨模様で、視界ゼロ。気温も低い。ポットに入れた熱いお茶やコーヒーが冷えた体に有難い。
 弁当を食べ終わったころ、周囲の山々をすっぽり覆っていた霧が、ベールを拭うように少しずつ上昇し、麓の集落も見えてきた。
 帰路は、山を東西に縦走する【自然研究路】と銘打たれた迂回路を辿る。こちらは、往路と違ってかなりの急峻路。「歩こう会」のメンバーには、相当堪える登り坂だ。ブナ林は一層深まり、樹齢何百年の大樹が天に向かって丈を競う。黄葉が見事だ。
 途中の休憩所で一服、そして記念写真。榎本氏の最新デジタルカメラに、全員のにこやかな顔が収められた。
 帰路は、このところ大河ドラマで一躍脚光を浴びている大原町の武蔵の里に立ち寄り、武蔵生家、墓地などを、大勢の観光客に混じって見学。
 到着点のメディアコムに着いた時は、すでに薄暮。ともかく、全員無事<帰還>。参加者の皆さん、お疲れさまでした。
 後日、メールや電話で、「大変良かった」との感想を何人からも頂いた。              (文責・松田 )


                            
  スナップ写真